凌霜アドバンス2022年8月26日 号(その1) 2022年08月26日

【凌霜就活コラムNo.2022-2-013号】

~六甲台就職相談センターから就活生の皆さんへ~

「六甲台就職相談センター」では、皆さんの就職活動の一助になるよう、OBOGによる「凌霜就活コラム」を集中的にお届けしています。
今週号は第2シリーズ13回目で、現在読売新聞大阪本社ご勤務の大家広之さんから頂いたメッセージをご紹介します。就職活動に役立てて頂けると幸いです。
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大家広之 2019年法学部卒 読売新聞大阪本社勤務

<1.現在までの仕事内容とその思い>
 取材記者として入社後、高知支局で事件事故、裁判、スポーツなどを担当してきました。暮らしの情報、元気が出る話、許せない不正――。地域のページに載せる記事を書き、写真を撮り、大きなニュースは全国にも届けます。新人記者の多くは地方で取材の基礎を学びます。私にとって高知は縁もゆかりもない場所でしたが、今では地元ぐらいそれ以上に高知が好きです。記事を書いているうちにその土地に愛着が湧いてくるのが、この仕事のいいところです。

1年目は警察署やスポーツを担当。新人の大きな仕事は高校野球です。熱い中、球児たちが最後の大会に込める思いを取材しました。また、警察学校への1日入校体験とよさこい祭りの体験記を連載で書きました。実際にやってみると、関わる人たちの苦労や思いをより実感することができました。2年目は県警キャップとして事件取材の中核を担いました。刻一刻と変化する情報を整理し、まちの安全な暮らしのために情報を届けました。被害者にとっては当然ですが、「なぜこんなことを」と容疑者に怒りを感じることもありました。自分の記事がきっかけで容疑者が警察に出頭してきたこともあります。ハードでしたが、やりがいを感じました。3年目は司法と分野を横断して取材する「遊軍」。裁判では、事件や紛争が起きた背景に着目しました。専門的な分野であり、法学部卒でも勉強して慣れるまでは難しかったです。裁判だからこそ見えてくる事件の背景がある一方、司法で解決できない課題があることにも気づかされました。

仕事をしていて、一番うれしいのは、「あなたの文章表現が好き」「書いてくれてよかった」と反響があった時です。文章を扱う職人気質な側面もあって、記者によって文章のリズムが違ったり、言葉の好き嫌いがあったりします。ベテランの味わい深さには及びませんが、若者だからこそ書けるニュースもあります。私のモットーは、「世の中を明るく元気に正しく。頑張る人を応援」。一文一文にそんな気持ちを込めています。
 
<2.就活生の皆さんへのアドバイス>
 企業を取材することもあります。商品やサービスは違ってもどの企業の方も「こんな人を助けたい」「こんな世の中にしたい」という仕事への誇り、願いや目標に満ちています。私も取材先の人生の先輩方に刺激を受ける毎日です。
 就職活動がうまくいかず、気分が落ち込むこともあるかもしれません。ただ、育んできた価値観やこれまでの経験はみなさん固有の財産です。あとはそれを将来の目標や得意分野と結びつける作業だと思います。不完全でも仕事を通じて成し遂げたい自分の素直な思いを大事にしてください。私が取材をしていて楽しいのは、そんな人と出会えた時です。

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