11月10日(水) ◆神戸凌霜午餐会第1549回例会 2021年11月10日

DSC02865.JPG神戸凌霜午餐会第1549回例会

日時:令和3年11月10日(水)12時~14時

会場:湊川神社「楠公会館」2F  青雲の間 

   会場の都合上、定員を60名とさせていただきます。 

          講演終了後に「神のまにまに」即売会を実施致します。

講師: 神戸大学大学院農学研究科 

    附属食資源教育研究センター 准教授 山崎 将紀 氏

演題:「酒米「山田錦」研究と純米酒「神のまにまに」 開発プロジェクト 」

今回は純米酒「神のまにまに」開発プロジェクトについてお話いただきます。

神戸大学と白鶴酒造株式会社は、若い世代にも親しんでもらいたいと開発したやや甘口の飲みやすい純米酒「神のまにまに」を、さらに華やかな香りで楽しんでいただけるように改良し、本年醸造分を2021年10月29日(金)から神戸大学生活協同組合や白鶴酒造直営店にて数量限定で販売します。

さらに、今年は神戸大学が本商品の掛米を生産している加西市にて、ふるさと納税返礼品として採用されることが決定しました。これを機に、より多くの方に知っていただけるよう努めてまいります。  

<酒質を改良して華やかな香りに仕上がりました>

今期の「神のまにまに」は、醪(もろみ)の温度管理などを工夫し、日本酒が苦手な方や女性も飲みやすい、やや甘口で吟醸香の香るやわらかな酒質に改良しました。食事と一緒に合わせると、口の中に心地よい香りが残ります。また、ビターチョコレートなどのスイーツとの相性が良いことがわかり、新しい酒質でもその相性のよさが確認されましたので、是非お試しください。

<原料米へのこだわりと共同開発> 
私たちがこだわる点は、酒造りの原料である「米」です。白鶴が10年以上の歳月をかけて独自開発した酒米品種「白鶴錦」と、神戸大学大学院農学研究科附属食資源教育研究センター(加西市)が厳しい安全管理の下で栽培した品種「にこまる」を使い、純米酒に仕上げました。「白鶴錦」は、酒米として有名な「山田錦」の兄弟品種であり、酒造りに大事な麹米に使用しました。「にこまる」は夏場の暑さにも負けない、高い収量性と美味しさが安定した自慢の品種で、もろみ造りのための掛米に使用しました。神戸大学と白鶴酒造は共同研究を進め、2021年5月には「白鶴錦」DNA全塩基配列を解読して「山田錦」との類縁関係を解明し公表しました(醸造協会誌)。今後も酒米研究を共同で進め、科学的な日本酒造りにも貢献してまいります。

<締切り>10月31日(日)までにご連絡をお願いします。

   聴講申し込み・お問い合わせ先:一般社団法人 凌霜会 電話078(805)3833・3834へ