8月10日(水) 神戸凌霜午餐会第1499回例会 2016年08月10日

nomura.jpg神戸凌霜午餐会第1499回例会

日 時:平成28年8月10日(水)12時~14時

場 所:湊川神社「楠公会館」2F 青雲の間

     神戸市中央区多聞通3-1-1  TEL078-371-0005

講 師:神戸大学附属図書館大学文書史料室

      室長補佐兼専門調査員 野邑 理栄子 氏

演 題:「戦時下の学徒出陣と神戸大学」

会 費:2,500

 講師は1972年生まれ。2002年神戸大学大学院総合人間科学研究科博士課程修了。2004年神戸大学百年史編集室助手、2007年講師となり、現在、附属図書館大学文書史料室室長補佐(特命専門員)。専攻は日本近現代史。

 主な著書は、『陸軍幼年学校体制の研究―エリート養成と軍事・教育・政治―』(2006年)、『神戸大学百年史 通史Ⅱ(新制神戸大学史)』(共著、2010年)など。

 戦後70年を超えた現在、戦争を知らない世代が大半を占めています。戦後生まれの祖父をもつ平成生まれの神大生たちは、先輩方が経験された戦時下の学生生活の様子を見聞きすると、みな目を見開いて驚きます。自分と同年代の同じキャンパスで学ぶ先輩方が、戦時下の混乱の中で、勤労動員に励み、戦火にさらされ、ペンを銃に持ちかえて戦場に赴いたという事実を、不思議そうな眼差しで見つめる現代の神大生たち。彼らの顔を見ると過去の記憶を風化させてはならないと痛感します。今回の講演では、特に戦時下の学徒出陣に焦点をあて、兵士となった神大生たちの諸相を取り上げたいと思います。        以上