日　時：平成２０年（２００８年）１２月１０日（水）１２時～１４時
場　所：湊川神社「楠公会館」２Ｆ　青雲の間
　　　　神戸市中央区多聞通３－１－１　TEL：078-371-1800

講　師：神戸大学大学院経済学研究科
　　　　　　　　　　　　　　講師　　前田　裕子　氏

演　題：「水洗トイレの産業史－20世紀日本の見えざるイノベーション」

会　費：2,500円

　講師は愛知県生れ。一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了後、民間研究所、NGO、NPO勤務を経て、神戸大学大学院国際協力研究科博士課程修了。博士（学術）。H11年より現職。
　世界の中でも、日本ほど快適で清潔なトイレが普及している国はない。しかし、日本でも水洗トイレが社会一般に普及したのは、ようやく20世紀も後半になってからなのである。
　かつての汲み取り式トイレと、現代の「ウォシュレット」の間に横たわる産業発展の知られざるダイナミクスについて、お話を伺うことにいたしました。
　なお、今春に発刊された同名の著書は、異色の研究書として、各方面の注目を浴びています。（名古屋大学出版会刊　4600円）