神戸凌霜午餐会第1478回例会

日時：平成26年10月８日（水）12時～14時

場所：湊川神社「楠公会館」２Ｆ　青雲の間

　　　　神戸市中央区多聞通３－１－１　　　TEL：078-371-0005

講師： 神戸大学大学院システム情報学研究科長

　　　　　　　　　　　　　　　吉本　雅彦　氏

演題：「Smarter worldを実現する次世代　Cyber-physical-system技術（仮題）」

会費：2,500円

 　講師は昭和28年徳島県生まれ。昭和52年名古屋大学工学研究科博士前期課程修了。平成10年名古屋大学工学博士。昭和52年三菱電機入社。同社情報総研マルチメディアプロセッサ部部長などを経て、平成12年金沢大学工学部教授、平成16年4月神戸大学工学部教授、平成22年より現職。専攻は情報科学、VLSIコンピュータアーキテクチャなかでもVLSIの低消費電力化設計技術研究。この業績により平成26年に電子情報通信学会フェロー称号授与。主な著書は「画像信号処理LSI設計技術」、「集積回路工学」など。

　１９６０年代の大型コンピュータENIACの発明以来、コンピュータのダウンサイジングが劇的に進行し、現在では数ミリ角の大きさに納まるようになった。そして、人、物、環境に埋め込まれたコンピュータにより、あらゆるものがネットワークにつながり、情報爆発の時代がここ数年のうちにやってくる。まさに "Trillion Sensors Universe"の時代となる。そのような背景の中で、多くの社会課題を解決するCyber-Physical-System技術(CPS技術)が今後20年の主要技術動向として注目されつつある。

　研究環の重点研究チーム「Smarter　Worldを実現するIT・RT技術研究チーム」では、システム情報学研究科、工学研究科において蓄積してきたＩＴ技術、ＲＴ技術を融合・発展させ、次世代社会システムの実現に資する先端Cyber-Physical-System技術を創成することを目的として研究活動を行っている。今回は、その活動内容ついてお話いただきます。　　　　　　　　　　　　以上