12月09日(水) 神戸凌霜午餐会第1491回例会 2015年12月09日

minohara.jpg神戸凌霜午餐会第1491回例会

日時:平成27年12月9日(水)12時~14

場所:湊川神社「楠公会館」2F 青雲の間

         神戸市中央区多聞通3-1-1 EL078-371-0005

講師:神戸大学法学研究科教授  簑原 俊洋 氏

演題:「変容する世界と昨今の東アジア情勢:

                                         中国の台頭は何を意味するか」

 講師は1971年生まれ。カリフォルニア州出身。92年カリフォルニア大学デイヴィス校卒業。米国での銀行勤務を経て、1998年神戸大学大学院法学研究科博士課程修了、博士(政治学)。神戸大学法学研究科助教授を経て、2007年同教授。この間、ハーバード、クウェート、カリフォルニア、オックスフォード、ライデン、ストックホルム、ソウルなどの各大学で客員教授を務める。

 邦語著書(編著含む)に「排日移民法と日米関係」(岩波書店、2002年)〔清水博賞受賞〕、「ゼロ年代・日本の重大論点」(柏書房、2011年)、「戦争で読む日米関係100年」(朝日新聞出版、2012年)など多数。

 中国の急速な台頭を受けて、アジアを取り巻く安全保障環境は著しく変化しています。集団安全保障法制の整備などによって、日本が頼れる同盟国、アメリカとの関係はどのように転換していくのでしょうか。憲法9条への賛否のみに焦点を当てた感情論に傾倒する議論だけでは、日本が進むべく正しい道筋はなかなか見えてこないと考えます。日米関係の専門家として、歴史から学びつつ、日本が直面する課題と将来の方向性について一考しつつ、安全保障の観点から「中国要因」について検証いたします。

           以上